Monday, October 31, 2005

Is Democracy Choice?

最近観て面白かったドキュメンタリー映画のリストです。

-Gay Republicans
-Aftermath
-Noam Chomsky Rebel Without A Pause
-After Stonewall
-How Arnold Won The West-Bush Family Fortunes

特に最初のが面白かったです。ブッシュ大統領がゲイの結婚を違憲に、と言った時ゲイリパブリカン達に走った衝撃!ゲイであることと共和党員であること、どちらか選ばなくてはいけなくなった混乱・喧騒・決意・悲喜交々。アイデンティティクライシスなのです。笑っちゃ悪いと思いつつ吹き出してしまうようなシーンもあり、結構コミカルな作品でした。
今一番楽しみにしてるのは、シグロからもうすぐ発売される予定のEdward Saidに関する作品です。

Sunday, October 30, 2005

世界は意地で回っている

今日は高校生の日本語での大会で審査員です。昨日同様早起きしました。・・・眠いです。相手は中学生や高校生の皆様。昨日以上にわかりやすさを意識しなきゃです。また午前中はカフェインドーピングせな。あにゃ?中吊り広告に天皇賞は今日だと書いてあります。じゃあ昨日の電車の赤ペンユーザの皆さんは何だったのかしら。昨日も天皇賞じゃない競馬があったのかしら。無知なので競馬のシステムがよくわかりません・・・
今日も昨日に引き続きThe Art Of Controversyを読んでいます。冒頭はこんな風に始まっています。logizesthai(熟考すること)とdialegesthai(交流すること・話すこと)は全く違う事柄だけれど、古くから人はLogicとDialecticを同義に扱ってきた。と。(誤訳だったらごめんなさい)ちょっと素敵な文だと思いました。考えることと話すことは本当に近しい関係にあると思います。他の本では、たったひとかけらの真実に近づくことも他者の助けなしにはできない、みたいなことが書いてあって強く共感しました。良質のコミュニケーションは本当に貴重だしありがたいものだと思います。
Schopenhauerに戻ると、少し後にはこんなことも書いてあります。議論の目的が純粋に真実の探求ばかりならいいんだけど、人間誰でもいったんこうだと言ってしまうと、自分の言葉が正しかったと証明したくなる生来の意固地な傾向がある。じゃあよく考えてからものを言えば良いんだけど、殆どの人は考える前に口が出る。で、冷静に考えれば自分が間違ってたかなあって時もついつい、元の意見を言い張っちゃったりする。世の中アホな意地のせいで上手くいかん。と。これを大真面目に書いてるのこの人。素直。なんか生真面目無器用すぎて可愛いやら不憫やら・・・これじゃ生きてくの大変だろう・・・いいキャラだなあ・・・ちょっと癒し系。

Saturday, October 29, 2005

生真面目という阿呆

今日は一年生大会の審査員をするべく早起きして某女子大に向かっています。昨晩わざわざ集合時間・場所の電話確認まで頂戴して驚きました。親切丁寧な主催者です。一年生用の大会なので例年言語の壁に四苦八苦している選手が多く、内容的にも技術的にも手に汗握るとはいきません。こういう大会の審査は普段お世話になってるコミュニティへの年に数回の恩返し的な位置付けになります。なのでこういう日ばかりは笑顔で臨みたいわけですが・・・ねむいです。6:30にお家を出たのに遅刻すれすれ。なんとかならんものだろうか、アクセスの悪さ。しかも土曜とは思えない混雑ぶり。皆さん新聞に赤ペンで何やら書いてらっしゃいます。そうか、今日は競馬があるのね。うう・・・このままでは半魚人みたいな顔で一年生を恐がらせてしまいます。カフェインをどこかで調達せねば。
ちなみに今日の読み物はArthur SchopenhauerのThe Art Of Controversyです。かなり面白いです。しかしよくもまあこんな細かく厳密生真面目に考えるもんです。途中で阿呆くさくなんなかったのでしょうか・・・私はとても好みですが、こういう人も話も。問題はラテン語の部分が多いこと。単語やフレーズではなくパラグラフ単位でラテン語ではお手上げです。専攻のことを考えたら今更な気もしますがこれはさすがに羅和か羅英を買うべきかもしれません。帰りに探してみようかな。