Tuesday, April 15, 2008

My First... 初バトン!

今までバトンやったこと皆無だったんですけど,最近あちこちで見て「どうせやるなら初はこれでしょう」と思ったのでトライしてみます!

関係ないけど,福岡の生命倫理国際ディベート大会の決勝戦のビデオを見て,自分の下手さ加減に愕然。あんなの人様にお見せしたとは……。しかも英語訛りまくり。聞きづらい!!やーれやれ,ホント,ナメクジのような成長ペースですね,自分。ホント気が滅入る。

■Q1.ディベート歴は?

満15年。(この4月から16年目)

■Q2.ディベートを始めたきっかけは?

中学3年の社会科の選択授業で公民を選んだらディベートだった。
(選んだ理由は地理とか歴史とか記憶ものが苦手だったから)
その時あまりの自分の下手さっぷりに衝撃を受け,続けることを決意。

ちなみに中学の時の論題は,以下3つでした。受験そっちのけでプレパしました。
- 自衛隊をPKOに派遣すべきである
- 日本のODAは途上国の役に立っていない
- 日本はコメ市場を自由化すべし

今考えると中学生にしては結構難しい。
食管法の本とか読んでた……んだよねぇ。

■Q3.好きなmotion( = 試合のためのお題)は?

演歌系のこぶしが入れられるもの。

■Q4.嫌いなmotionは?

(1)集団で意思決定する意味を感じないもの。
そんなの君の好きにしなよー,的なもの全般大嫌い。
ラブ・モーションは大抵これにあたるから嫌い。

(2)あまりに流布する情報が偏っていて,
聴衆や選手が耳を片方にしか傾けないもの。
国際大会で捕鯨とかあんまり好きじゃない。

■Q5.好きなディベートスタイルは?

うわー,これ難しい!!!
まあ,スタイルではなくフォーマットならば以下……かなぁ。
ディベートする場合とジャッジする場合で微妙に違うけど総合順位で。

最上位: Australasiansのフォーマット(バランスが絶妙。質実剛健。日本語があればなぁ)
2. 日本語NA(やっぱり日本語は良い!)
3. 英語NAFAフォーマット(長さは丁度良くて好き)
4. Asiansのフォーマット(POIよりもCross-Exの方が好みかも)
5. 英語NDTフォーマット(長すぎる)
6. 日本語JDAフォーマット(短すぎる)
7. 中国大陸型フォーマット(楽しい!!やってみたい!)
8. カール・ポパー型フォーマット(比較的バランスは良いかなぁー)
9. 英語JDAフォーマット(先日やってみて短いと感じた)
10. 英語BP(パゴール過ぎる。運に左右されすぎる。主に審査が嫌い)
11. 英語カナダ式フォーマット(工夫してるのは分かるけど初心者に複雑すぎる)
12. 英語高校全国フォーマット(短すぎる)
最下位: 英語即興NA(短すぎる。サイド間の均衡が取れてない。やりとりの回数も少なすぎる)

ちなみにあったら良いのに!!!と思うのはやはり日本語版Australsのフォーマット!!
やってみたことないのがリンカーン・ダグラス式。やってみたい。
ロング・テーブル式はBPに似てそうだからあまり食指が動かない。

■Q6.ディベートやめたくなった時ある?そんな時どうする?

うーん……あると言えばある……かな。
ディベートが素晴らしく上手な人が弱い者苛めするのを見た時はやめたくなる。
大抵そこで生来の判官贔屓から負け戦をして討ち死に。更に凹む。

凹んだときは……
古典(イソクラテスとか)のスピーチ,サイードの某書やZarefsky論文を読むかも。
あとは絵を描いたり,ディベートと関係ないことしますかね。

■Q7.思い出のラウンドをひとつ!

沢山あるからなぁ…まあ,でも…

Pre-Australsの決勝戦。(優勝&ベストスピーカを貰いました☆)
漸く(!!)手にした極東(韓国)ネタのディベートで観客を湧かせられて,
何より韓国チームの皆が「そうだそうだ!」と叫んでくれた時。
ディベート人生で5本の指に入る快感だったと思う。

悲しい思い出だとやっぱり第6回IDEA Youthの決勝戦。
何のためにディベートするのかそれまでになく深く考えさせられた。
ディベート人生の転機となったラウンドだった。

■Q8.組んでみたいディベーターは?

アレキサンドラ・グラハンコック(天国で是非組ませてもらいます)
あとは組みたいと言ってくれる人なら割と誰でも。

プレパでアイディアがドンドン出てくる人とは本当に楽しい!
ウソの上手な人よりはホントを検索するのが上手な人が好き。
けどこれはある程度組んでみないと分からないことが多いかな。

■Q9.ライバル視しているディベーターは?

3年前の自分。

あんな風になれたら良いな,って思うディベータは他にいっぱいいるけど,
自分の性格や能力から現実的じゃないケースが多く,単に憧れに留まる。
3年位前の自分とはいつも緊張感のある関係でいる気がする。
これは経験してるフォーマットが多いのも理由かも。

■Q10.尊敬しているディベーターは?

めっさ沢山いる。全員挙げるのは絶対無理。

上手だから尊敬している人はあまりに多いけど,そのディベート魂となると…
アカデミックな意味ではDavid Zarefskyさんかな。夏の来日が待ち遠しい。
それ以外だとやっぱりアレクサンドラ・グラハンコックさんとか,
某団体の理事の皆さんとか,長い年月良心に従って努力してらした方達は尊敬する。

あとは,何に関しても「初めて」挑戦した人は尊敬する。
自分の大学に初めてディベート部作ったっていうのでも,
初めて社会人のディベートサークル作ったっていうのでも,
初めてエスペラント語でディベートしたとかでも何でも良い。
「初めて」には意義を感じる。
そういう意味で尊敬している人も結構いる。

■Q11.ディベートやっててよかったと思った瞬間をひとつ!

優しい人に出会う時。
ディベートしてて良かったを通り越して生きてて良かったと思う。

■Q12.あなたにとってディベートとは?

健康の次に大切で,恋人より大切なもの。生きる糧。

■Q13.知られざるあなただけの練習法は?

え……内緒だよ……

■Q14.大会前にやることは?

翼のペンダントを持っていくか熟考する。

■Q15.次にまわしてみたいディベーター

ディベートする人なら誰でも。
欲を言えばベン・リチャードのはめっちゃ読んでみたい。

Friday, April 11, 2008

[film] Remains of the Day 日の名残り

今現在苛立ち最高潮のmasakoです。もーなんなの,一体(怒)
大切な作業を始めてしまうとキリの悪いところで中断になるかもしれないし,
ただ待っているとイライラが募ってしまうので,
ここは書き込みでもして気を落ち着けよう…。

最近思うこと色々ありまして,困ったときや悩んだときの駆け込み寺と化しているO君にSOSしてしまいました。もういつも頼りにして申し訳ないの極致。けど煮詰まるとO君頼みな私です。これがまたいつも応じてくれるんですな,相談事に。今回はO君の仕事の話とかも聞けてすごく楽しかったです。話してこんなに救われるって凄い…

その時ひょんなことから話題になったのがこの映画!

Remains of the Day 『日の名残り』

イシグロ・カズオの同名の小説を映画化したものなんですが…なんていうか…涙がちょちょきれそうな話です。

最近世の中にはヘタレ系の方が増えてるそうですが,もうこの話の主人公ほどのヘタレを私は知っているだろうか…,いや決して知らない…。いよっ,ヘタレの星!ホント,そういう感じの話です。もうね,これは世のヘタレな人々に「こうはなりたくない!」と奮起させるためにあるのではないかとすら思います。うん,「負け犬の遠吠え」が晩婚女性に発破をかける作品だとしたら,「日の名残り」はヘタレ男性(あ,申し忘れましたが主人公は男性です)に発破をかける作品と言ってよいでしょう。しかも前者は曲りなりにも遠吠えているけれど,後者は強がりもへったくれもなくひたすらに哀愁が漂います。うーん……恐るべし。本当に泣くに泣けない話なんですよ……明るさのかけらもない…

でもね,実は私の知っている人にもこの主人公,老執事スティーブンの一歩手前みたいな人実際いるんですよねー!!!これが恋愛ごとに限らず全般的にヘタレなわけ。いや,ホント,ヘタレなのヘタレじゃないのって……その人と話しているとうっかり私までミス・ケントンになりそうになってしまうので危険です。(いや,しかしミス・ケントンは切捨て時を知っているという意味である程度賢い…ミス・ケントンで済めばまだ良いほうか…)

そしてたった今,まさに今,ミス・ケントン化している私。
女は度胸,という言葉はいつから男には度胸は要らない,という意味に変わったのか…
あと20分待って決断できないようなら悪いけどあたしゃ帰らせていただきます。

自分もちょっとヘタレ症状が……という方,是非是非「日の名残り」を観て奮起しましょう。
まかり間違っても,あみんの「待つわ」とかを心の拠りどころにしないようにね!!