Friday, April 11, 2008

[film] Remains of the Day 日の名残り

今現在苛立ち最高潮のmasakoです。もーなんなの,一体(怒)
大切な作業を始めてしまうとキリの悪いところで中断になるかもしれないし,
ただ待っているとイライラが募ってしまうので,
ここは書き込みでもして気を落ち着けよう…。

最近思うこと色々ありまして,困ったときや悩んだときの駆け込み寺と化しているO君にSOSしてしまいました。もういつも頼りにして申し訳ないの極致。けど煮詰まるとO君頼みな私です。これがまたいつも応じてくれるんですな,相談事に。今回はO君の仕事の話とかも聞けてすごく楽しかったです。話してこんなに救われるって凄い…

その時ひょんなことから話題になったのがこの映画!

Remains of the Day 『日の名残り』

イシグロ・カズオの同名の小説を映画化したものなんですが…なんていうか…涙がちょちょきれそうな話です。

最近世の中にはヘタレ系の方が増えてるそうですが,もうこの話の主人公ほどのヘタレを私は知っているだろうか…,いや決して知らない…。いよっ,ヘタレの星!ホント,そういう感じの話です。もうね,これは世のヘタレな人々に「こうはなりたくない!」と奮起させるためにあるのではないかとすら思います。うん,「負け犬の遠吠え」が晩婚女性に発破をかける作品だとしたら,「日の名残り」はヘタレ男性(あ,申し忘れましたが主人公は男性です)に発破をかける作品と言ってよいでしょう。しかも前者は曲りなりにも遠吠えているけれど,後者は強がりもへったくれもなくひたすらに哀愁が漂います。うーん……恐るべし。本当に泣くに泣けない話なんですよ……明るさのかけらもない…

でもね,実は私の知っている人にもこの主人公,老執事スティーブンの一歩手前みたいな人実際いるんですよねー!!!これが恋愛ごとに限らず全般的にヘタレなわけ。いや,ホント,ヘタレなのヘタレじゃないのって……その人と話しているとうっかり私までミス・ケントンになりそうになってしまうので危険です。(いや,しかしミス・ケントンは切捨て時を知っているという意味である程度賢い…ミス・ケントンで済めばまだ良いほうか…)

そしてたった今,まさに今,ミス・ケントン化している私。
女は度胸,という言葉はいつから男には度胸は要らない,という意味に変わったのか…
あと20分待って決断できないようなら悪いけどあたしゃ帰らせていただきます。

自分もちょっとヘタレ症状が……という方,是非是非「日の名残り」を観て奮起しましょう。
まかり間違っても,あみんの「待つわ」とかを心の拠りどころにしないようにね!!

2 comments:

Anonymous said...

そういう男の一生もあるのです。

go said...

tenjinさん,

そうですか…そういう男の一生もありますか……

しかしですねぇ!!!

両想いムードがあそこまで濃厚に出ていてなんで踏み込めないかな!?踏み込んできたら私はオーケーよサインをミスケントンにあそこまで出させても肝心の一歩が踏めないスティーブンの脳天にチョップをかましたい感いっぱいの映画なわけじゃないですか!ああ,もどかしい!!

チャンスの神様には前髪しかない,って正しい助言だとつくづく思います。