Tuesday, December 12, 2006

今こそ味方して Stand by me now

世界大会も近づき,らしくもなくミュージカホリックな生活に突入しました。
大会中用の音楽を今回も用意します。コンディションを整えるためのものです。

パートナーのKちゃんは暇さえあれば聴くという輪をかけたミュージカホリックぶりで,
休み時間や待ち時間は寸暇を惜しんで聞きたがるようです。
私の場合は行き帰りのバスの中や就寝時のベッドで必要になります。
音楽があった方が寝入りが良いので特に夜は必須です。

そういうわけで個人的に思い入れのある曲を集中的にプレーヤーに落としていきます。

選曲の基準ですが……
普段は少しでも英語をマシにしようとドラマとかを流しっぱにして寝ている私ですが,
国際大会中は二種類の気持ちが交叉します。
一つは,少しでもリズム感を英語に合わせておかないと不安だという気持ち。
もう一つは,日本らしいものへの強烈な恋しさ。

そういうわけなので,両方の欲求を満たすべく,
海外で聴くと強烈に心を掴むタイプの邦楽(必要以上に泥臭いヤツ)と,
流行全開のレンタルできる中で一番新しい洋楽,を持って行きます。

前者だと古いところは中島みゆき,松任谷由実,サザン,チャゲアス, ヒートウェーブあたり。
新しいところだとコブクロとか平原綾香とか鬼塚ちひろとか。BoAとかMisiaとかも入っている。
後者は,Black Eyed Peas, Maroon 5, Kanye West, Green Dayの他,
女性ヴォーカルものを色々取り混ぜて入れました。AiMEEとかAlicia Keysとか。

どちらにも入らないものとして,
Chi Ro, Ace of Base, Bon Jovi, Queen, U2, Eric Clapton, Madonna, Celine Dion, Britney Spears, Kevin Little などなど・・・・・・があります。Stand By Meも入ってますヨ。

何でも良い!!とにかく味方して!!!!!
999曲というプレーヤーに入れられるマックスまで入れて持っていくつもりです。
どれかは気分に合うはず。頼みます,ホント。

Kちゃんとは,とにかくメンタル・コンディションに気を配って行くことにしていて,
そのために出発前にしておきたいことが何点か決めてありました。

一つは先週末の大会で優勝することでした。
これは何とか達成。
優勝して行くのと負けて行くのでは精神的に全然違うからどうしても勝ちたかった。
試合内容的には褒められないものも幾つかありましたが,
とりあえず目標は達成できてホッとしました。
これで自分たちにできる事はやって出発したという割り切った気持ちでいられます。

もう一つは自分たちの準備がトレンドから大きく外れていないという確信を得てから向かうこと。
こちらは週末からのコーチとの最終調整でチェックできることになっています。
前回Australsの時,コーチとの練習が凄くプラスだったので,同じ効果を期待しています。
安心感が全然違うので。

あとは,読んだ情報の共有のためのミーティング。
これは毎週かなり時間を割いて,読んだ内容について話し合ってきました。
OGになった時の不安感を少しでも払拭するべく,ケースも多少準備しました。
これも先週末の大会で一つはヤマが当ってスムーズに議論する助けになりました。

そして,それぞれが安心できる音楽を持参すること。
これは現在大急ぎで突貫工事中。
1200曲あまりから999曲を選ばなければなりません。
頑張るぞ,と。

そういうわけで,できることは精一杯やっている筈……
だからあとは幸運に恵まれますように……

先週末の大会の感想を少し書くと…

R1: 商業捕鯨解禁
できればGovが良かったがOppに。
心にもない議論を本心からかのように出すのが大変でした。
OGがあまりに過激なセッティングにしたために救われました。

R2: ジャンクフードのCM制限
子供用番組中とかに限定されていて不思議な論題でした。
最近はケンタッキーの油の方が話題なんじゃないかなぁ・・・と思いつつ,
珍妙な議論をいかにも尤もらしいかのように出しました。
他のチームは発想が海外のものとズレていると感じました。
うーん…海外のドキュメンタリーとかもっと見たほうが良いと思います。

R3: フセインを死刑ではなく終身刑に
キター!!!こういうの大好きです。しかも肯定側!よっしゃー!
本心からの議論をガシガシ出せて幸せでした。
OGだったのですがセッティングが楽な論題でもありました。
ただ,COになってから反駁が入ったので,
POIで反論するのには限界があってストレスが溜まりました。

R4: カソリックのゲイ・プリースト許可
COでした。マイノリティ・ライツのディベートで反対を引いてしまったら,
勝つ方法は一つしかない,というコーチの台詞を思い出しながら,
教わったとおりに忠実に議論を準備しました。
サブの議論で作った,「カソリックの僧侶はsexuality自体を放棄しなければならない。彼らは結婚しないし,女性との性交も持たない。sexually activeでないことが僧侶になる条件だ。だから彼らは確かにhomo-sexualではないけれどもhetro-sexualでもない。ゲイの場合,homo-sexualだと公言しているという事はsexually activeだということ。だからダメなのであって,別にゲイだからダメなのではない。hetro-sexualだってダメなのだから」という話は結構気に入りました。クリスチャン相手に通用するのかどうかコーチに聞いてみようと思います。
しかし対戦相手には「僧侶の息子が可哀想」という謎の議論を出され色々と残念。MOのスピーチで,「カソリックの僧侶は結婚しませんし子供も持ちません」というアホらしさの塊のような反駁をしなければならなくなった上,GWに「カソリックの僧侶が結婚しないという科学的証拠を出せ」と言われてパートナー共々キレてしまいました。そんなもんに科学的証拠も何もあるかっつーーーの!!

SF: 国際養子縁組に反対
OGでした。こりゃやっぱマドンナの件だろう,ということで,
マラウィの2年在住要件の存続をプロポーズしました。
法廷で争われているのはそこですので。
しかしこのセッティングは不評だったようです。
なんでじゃい。納得いかんわ。
周りの皆が読んでなさ過ぎなんじゃい,と可愛くない選手の典型でした。

GF: 中絶費用の国家負担
OOでした。
正直この論題は中国にでもセッティングしない限り肯定側に不利だったと思います。
うちは否定側を引いてラッキーでした。
後ろのCOがライバルチームだったので,これでもかという程キャッチーワードを
自分たちのスピーチに寄木細工のように組み込んで,COのExtention妨害をしました。
ごめんね,CO……。こんな古典系の論題で広く満遍なくOOに舐められたら,
よほど独創的なものを見つけなければならないわけで,正直不当だったと思います(汗)
Sanctity of LifeもGender EquityもRole of StateもLife Ethicsも・・・全て言葉だけは
自分のスピーチで使うというあざといことをした私がStructureで不評だったようなので
それで勘弁してください。

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