Friday, December 29, 2006

コブクロの桜 Kobukuro's Sakura

を昨夜から聴いています。

昨日(27日)から色々ありました。

いち。
レジストレーションでYCUとYNUの区別がついていないのを
まるで両大学が悪いかのように言われ続け腹を立てました。
証拠が幾らでも残っているのにどうして面と向かって堂々とウソをつけるのか。

に。
漸くYCUのミスではなく主催者のミスであると認めさせ,謝罪してもらい,
予定通り全員の参加を確保してもらいました。
が,しかし,その後YCUがシェラトンではない別のホテルに収容されたことが判明。
怒りの持って行き場がありません。
なぜYCUの子達がそんな目に合わされなければならないのか。

その後YCUの子達が,私が彼らのために交渉したお礼に,と
虎屋の菓子折りをくれました。
有難く貰ったけど,切なかった。
だって菓子折りの大きな箱は重たくて,
年末で出国前の忙しい時に彼らがそれを買いに行ったのかと,
こんな重いものを飛行機で持ってきたのかと思うと言葉がみつからなくて。
だって彼らは悪くないのに。
一体何故にただ普通に参加するために「付け届け」が必要だろうか。
ここまでして参加してホテルが違うということを彼ら自身はどう思っているのだろうか。
切なくて思わずお風呂場で泣いてしまった。

さん。
夜のパーティのチケットをロビーで配っていて,
会場が二箇所に分かれていることが判明。
二箇所のどちらかを選び,翌日はその逆の会場に行くというシステムだそうで。
つまりSocialなのに皆に会えない(というか半分にしかあえない)ということ。
しかも翌日の晩も同じ人たちと会えないということになるではないですか。
なんだそりゃ。

どういうSocialだ,と思いつつ,ご飯から帰ってきたときに
減りが早かった方に行こう,という話になりました。
で,ご飯から帰ってきてカウンターに行ったら,片方のチケットしか残っていないとのこと,
仕方ないのでそちらを貰って会場へ向かうことに。
しかし,あとになって実はもう片方の会場の分も残っていて,
他の人にはそちらも渡していたことが判明。
なんだそりゃ。

つまり沢山の人が行く大きい方のパーティと小さい人気のないパーティとがあり,
主催者側が大きいパーティに参加できる人とそうでない人を選んでいたわけです。
そして日本人は小さいほうに隔離されていたのです。

からくりが分かり,チケットを無視して大きい方のパーティ会場に行き,
一般客と同じように並んで入ることに。
目の前をチケットを持ったほかの参加者がさっさと過ぎていく中,
静かに寒空の下待ちました。

そこに審査委員長団が通りかかり,同じように過ぎていきました。
その中にいた我々のコーチが私たちに挨拶をするのを一瞬躊躇うのを見てしまいました。
審査委員長団の中での彼の境遇を想うとそれも責められないように思いました。
ちなみにもう一つの小さい方の会場はアジア人特にバングラディッシュ人が目立ちました。
千人参加する大会でたった40人ほどとのことでした。

まるで現代版アパルトヘイトな状況に私はすっかりグランピイに。
グランピイ…というか…凹みました。
なぜ人は人を愛せないのでしょうね。
なぜ誰かを差別したいと思うのだろうか。

ここまでが27日,第1日目のできごとです。
(その後某コーチが事情を知って凄く気にしてくれました。
ビール奢るよとか,明日の分のチケット自分のあげるよとか色々行ってくれたけど,
全部断りました。だって悲しいのは自分の境遇だけじゃない。
自分さえパーティにいければ解決するのならEquity Officerなんてやってない。
私は一年生が寒空の下待たされるのを見たことが悲しい。
彼らに「でもこっちのチケットはもうないってカウンターのお姉さん何回も行ってましたよね?」と
言われることの方がずっと心を刺します。
コーチは自分のところの大学のルームパーティにも誘ってくれたし,
その好意は受けることにしたけど,だから何だというのだろう。
人種差別という現実の前にどんな意味があると言うのだろう。)

28日はこれよりももっともっと暗くなりました。

今の私にはコブクロの桜を聴いているのが精一杯。
肩を抱いて安心させてくれる人もないこの国で明日から予選が始まります。
(ちょっと嘘。某コーチはハグしたり頬にキスしたりして慰めようとしてくれた。
でもその時はまだパーティ会場にいて,私は無理につくった顔で騒がしく談笑していたから,
いくら慰めようとしてくれても応じるわけにいかなかった。強がったままの私でした。
だって反吐が出るようなレイシストたちの前で落ち込むなんて意地が許さなかったから。)

寒い夜空の下の街路にはホームレスと物乞いが溢れていて,
話しかけられるのを無視するたびに心が傷みます。
昼間も空は暗く淀んでいて,まるで人の心まで灰色に染まっているようです。

頑張れ,ニッポン。
本当は日本に限らなくて。
頑張れ,みんな。
頑張れそして悲しみと共にあれ。

2 comments:

Anonymous said...

そんなこと、あるんですね…。現実を知りました。 ひどい!とかだけじゃなく、自分もそういうことを受けて、気づき、抗議したいと思いました。コミは仲いい人も多いことだし…。直したいです。

go said...

そうねえ。
不満ばかりぶつけても仕方ないけど,
変えなきゃいけない事は山ほどあるよね。

ひとりでも多くの人が声を合わせて,
差別の撤廃を叫ぶことが,
唯一の光になると思います。

ボツワナの子達の歌,あったかかったよね。
ああいう光景が私たちを救うのではないかと思います。