Feminology (7. The Demanding One) フェミノロジー(第七話: ねだる女)
披露宴については後日書かせていただければと思います。
足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。
今の心境は……「おわったーーーー!!!」
マラソン完走とかパンチドランカーになったジョーとか…まあそんなところ。
事後処理に追われてまだ慌ただしくしていますが、ああ、このクールダウンが終われば日常が帰ってくる…筈…。連絡が取りにくくて困っていらっしゃる方には大変申し訳ないことです。もう少しですので。
はふう。そして今は授業の合間のエアポケット。
頂戴したコメントに丁寧に返信している時間は今すぐはないけど、とりあえずちょこっとだけ。
一週間ほど前、NHKの国会生中継を流しながら採点をしていたところ、
麻生首相が「個人投資家を増やすべき」と語っていました。
「日本ではまだ個人投資家がまだ十分育っていない、どうも株のイメージがよろしくない。
特に田舎では『あの人は株やってる』なんて言うと危ない山っ気の強い奴と思われる。
これではいかんのでイメージを改善していきたい」
というようなことを話していました。
なんだか前にも聞いたことのある論調。
どうせ株で儲けた場合の所得税を優遇しようって話に落ち着くのだろうなーとか思って聞いていたのですが…
同時に思うのは、私が「フェミノロジー」で書いてるのとどう違うのよ、ということ。
「日本ではまだ女性の知性を喜ぶ男性が十分育っていない、どうも高学歴女性のイメージがよろしくない。特に企業では『あの人の妻は夫より高学歴もしくは高収入』なんて言うと小賢しい女の尻に敷かれてる情けない奴と思われる。これではいかんのでイメージを改善していきたい」
とか書いたとしたら、「個人の嗜好に国が介入するのか」「ファシスト」「モテナイやつの僻み」とか言われる。
どう違うんだっつーの!!
税額優遇の方がよっぽど凄いでしょーが!
(試しに「高学歴女性の配偶者に補助金を出せ」とか言ったらかなり面白そうだ。
でも「なんで稼いでる女の配偶者に更に補助金が必要なんだ」とか言う人が出るのであろう。
だから株にまとまった投資ができるような人の税金減らすのとどう違うんだっつーの)
ことほど左様に国が政策で国民の意識を変えようとするのなんて日常茶飯事です。
社会が得する方向に誘導する制度なんてタバコ税以外にもたーーーくさんあります。
何いまさら驚いてんのよね。
小泉さんも「女性たちに産みたいと思える社会を作ろう」って堂々と言ってたじゃん。
「子供産みたいのも産みたくないのも各女性の勝手じゃないですか。国が人間の好みにどうこう言うのはどうなんですか」とか「欲しくないから産んでないんだ。放っとけよ」とか「欲しい欲しくない以前に『できない』んだから的外れ」とか言わんのか。挙句に今じゃ少子化対策に高官付けてるんですから。(ちなみに私は的外れでない少子化対策ならバンバンやって欲しいと思っています。しかし惜しむらくは多くの対策に的外れだという印象を受けること…いや、でもやらないよりはマシか。がんばれ少子化対策)
ホント、「ええ、そのとおり。思考の問題です。」と言うと
「違和感があります」という人々に…目洗って新聞読むことをお勧めしたい私です。