Monday, February 27, 2006

フィリピンよ,今年もか。

眠気MAXです。死にそう。電車の中で本も出せないほど混んでるのは久々です。立ったまま眠ってしまいそうです。よく寝て今日を迎えるつもりだったのですが色々あって寝不足。これで三夜連続睡眠不足です。そろそろ体調に来ます。むー。早く帰って一眠りしたいです。

うーん、それにしてもフィリピンよ、今年もか・・・あの国は二年に一回ペースでクーデター騒ぎがありますね・・・。今年のアジア大会(二つに分裂した内の片方)はフィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学がホストです。アロヨ大統領の母校。七年少し前に同大学が世界大会を主催した時も、ご近所の大学がやはりアジア大会を主催した六年前も、三年ほどまえも、そして今年もクーデター騒ぎです。もうすっかり慣れっこなのでしょうか。ホスト大学も、おかげで銀行に週末行けなかったから参加受け付け延長するね、と出前のピザが三十分経っても届かなかった程度の反応です。いいのか、それで?大会は三ヵ月も先ですから、まあとっくに鎮静化した後になるのでしょう。けど今マニラにいる主催者をはじめとした友人たちは大丈夫なのかしら??ダイナマイトが見つかったりもしてるんでしょう?とにかく誰も死なないで、とハラハラする私です。

経済にはトント疎い私ですが、フィリピンはどうしたら経済成長できるのか、というのはたまに考えてしまいます。世界大会の議長は、フィリピン国籍を捨ててアメリカ国籍を残した人です。マニラの大学を卒業した友人の多くは、議長と同じように海外へ移住してしまってもうマニラにはいません。アメリカのロースクールや大学院に通い、高学歴のアメリカ人としてアメリカで暮らし、思い出したようにクリスマスに暖かいフィリピンへ帰る。実家も大変裕福です。そうした海外流出する富裕層がいる傍らで、街路には仕事を持たず座り込む大人達や物乞いの子供たちが溢れていました。また同じ大学生でもミンダナオから来ていた選手たちは英語も不自由で、国に留まるのが唯一の選択肢に見えました。

フィリピンの友人達が生まれ育った国に対してどういう気持ちでいるのか。思いを巡らせても情けないけれど私では至りません。とっても素敵な人たちで、優しくて、あったかくて。。。フレンドリーそしてスマイリー。だからこそ想像さえ十分にできない自分を申し訳なく思います。バロン・ザ・タガログに身を包み、as a fellow Americanという前置きを瀕用する議長。その横顔を見て、影に複雑な想いがあるのだろうかと考えるばかりです。頑張れ、フィリピン。 経済成長に明るい展望を持てる日が早く訪れますように。

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