Tuesday, December 06, 2005

運命の裏木戸

「英語と運命」という本を読んだ。四百ページ以上あるのに半日弱で読めてしまった。そのくらい面白かった。

経験的に語学関係の本というのはハズレが多い。読んで解ることはハウツー本を読むのは時間の無駄、ということくらいだ。外語を学ぶというのは量が質に優先する世界だと思う。母語で外語の勉強法についてあれこれ読んでる暇があったらその分外語で読むのに使った方がなんぼも建設的である。中学を出てしまったら勉強法を工夫するよりスポ根的に無理矢理読んだ方が良い気がする。

しかし今回読んだ本は一味違う。ハウツー的な価値は極めて低い。が、根性出すぞ、と思わせてくれる効果は絶大。何より文章自体が面白いからエンターテイメント性が高い。役に立たなくとも損したとは思わない。世間に数多溢れる外語学習本とは裏腹なコンセプトの本かも。

うーん、こういう本に増えてほしいなあ。

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