Monday, December 12, 2005

花より団子 色気より食気

オーストラリアの友人が旅行先のトルコからメールをくれた。写真が見たいなァ。きれいなんだろうなぁ、トルコ。オランダから着たプロジェクトの進捗情報は略語が多くて読みにくい。Philは人名なのか、それともフィリピンのことか?その前後にSingaporeが主語になってる文があるからフィリピンかな・・・中国からはBirthday BookをUpdateする云々とあるが、リンク先のSNSが初めて見るもの。英語のSNSはFriendster以外、登録も使うのも面倒で放っときっぱなし;紹介文書いてくれた人ごめんなさい、の極地。今は何がメジャなのかしら?Hi5?

日曜はシドニー近郊で民族トラブルがあったとか。うーん、フランスから突然飛び火?それとも対テロへの反発?(オーストラリアの対テロ法は結構恐い)とか思いましたが、ArabicとMediterraneanが標的にされたとあるので逆みたいですね。右系の人が暴れたのか・・・。シドニーってゲイとかには凄くオープンで、多様性オッケーって感じするのにね。地中海系ってギリシャ人かな。シドニーはギリシャ人のコミュニティが大きいらしいですね。去年サッカーでギリシャが勝った時凄いパレードしてるの見ました。

でも白状すると、確かにオーストラリアはよく大きな人種対立事件起きないよなぁって印象を受けたことが一再ではありません。こういうとオーストラリア人の友達は驚くんだけど。でもレストランでのウェイトレスさんの対応とか、通りで道を尋ねたりした時でさえ、すこぉーし感じます。あ、私今「アジア人だ」って思われたなって。考えすぎかしら。まあ、オーストラリアに行ったこと自体4・5回なわけで、その程度でどうこう言うと失礼かもしれませんが。でも何故か不思議とアメリカでは感じなかった何かです。どちらも移民の国なのに不思議・・・。

以前オーストラリアの友人に「君と僕は同じ大学生だけど、その前に僕はオーストラリア人で君は日本人だ。僕は男で君は女で、でもその前に僕はオーストラリア人で君は日本人だ。国籍はアイデンティティの一番基本的な部分だ。」と言われて驚いたことがあります。そおうぉおお??年代とか性別とかだってプロフィールの基本的な部分じゃないかなぁ。オーストラリアの子とだってガールズ・トークで盛り上がることってあるしなぁ。他の何よりも国籍っていうのは、ちょっと恐くて私には言えないなァ。大体、ことアイデンティティについては、どれが一番ってそう簡単には言えなくないですかね。「俺にとっては国籍が一番」って言われた瞬間に、「それって見知らぬ同国人と知り合いの私が溺れてたら、迷わず前者を先に助けるってこと?」とかまで考えてしまいました。うーん、そんなこと怖ろしくて私にはとても言えない。。。自分が何言ったか解ってんのかなぁ。彼の場合は国籍が基準で民族が基準じゃないわけなんですけれども・・・それにしてもそんな割り切れるかなぁ。移民の国の人にしては随分おーざっぱなアイデンティティだなぁ;と思いました。

その後、国立病院に治療費を払えない外国人が担ぎ込まれてきた時治療するべきか、という議論にも発展したりしました。この人は「インドネシアから病院行くために来る人たちが大勢いる。非納税者が国立施設を構造的・計画的に搾取しているのは看過できない。しかも来院してる理由が命に関わるような病気じゃないのが殆どなのはけしからん」という意見でした。うーん、確かにフリーライダーが増えちゃうと社会的な問題になるんでしょうけれど・・・しかしなぁ。ことが医療だと人道問題だしなぁ・・・うーん・・・。日本でも一部の市町村で治療費を自己負担できない外国籍人の増加が問題となっているようですね。けど、「外人だから打ち捨て御免」なんて言える人いるかしら・・・まあ構造的・計画的と言えるほど大規模な「病院観光」が発生してないからそうナマッチョロイこと思えるのかしら。。。

もちろん、この人は特殊かもしれません。オーストラリア人が皆こういうナショナリスティックな意見だとはとても思えません。ただそれにしても「移民の国の人にしては大雑把だなァ」という印象は拭えないというか。「こんな発言しても聞きとがめられないんだぁ」と思うというか・・・(自分とこの暴言の多い某知事はどうなの?確かに・・・)イマイチ読めない国・・・

でも同じようなことがアジア人についても言えるみたいです。別のやはりオーストラリア人の友人が、「僕アジアの大学で結構教えてるでしょう?教え子が大会で観戦席にいることも多いんだけどさ。僕とアジアのチームが対戦してると、皆凄い形相でアジアのチームを応援するんだよね。仲間意識なのかな。けどさ、普段凄くなついてくれて教えてくれって言うのに、アジア人じゃないと簡単に敵になるんだね・・・。教え子が僕が負けるのを祈ってると思うとやっぱ辛いんだよね」と言っておりました。そりゃそうだよなぁ。うーん、豪亜大会の豪州vs亜細亜の構図は人種も絡むから更にややこしいです;大学対抗戦で地域対抗戦じゃないはずなんですけどね;それもこの人ある年の豪亜大会の決勝でアジアのチームと当たったんですが、いやー、アジア人が全員綺麗にアジアのチーム側のベンチに座って。何故か私真ん中のどちらかと言うとオーストラリアチームよりに座ってしまって、両側からじろじろ見られて難儀しました;少ないサンプルで一般化はできませんが、その大会に同行していた日本人の子たちは比較的「上手な人が好き」とか「頑張ってる人が好き」といった感じでした。そもそも「俺はアジア人!」という気持ちが薄いみたい。「じゃあお前ら何人なんだよ」って言われれば確かに浮遊系・漂流系。でもその方がいっそ気持ちが良い時もある気がします。

こんなこと言ってて、私も、
「やっぱ俺達アジア人は米喰わねーとメシ喰った気がしねーよな」
というマレイシア人の言葉につい頷いちゃったりすることもあるんですけど(笑)だってやっぱ二週間くらいパン食続くと中華の看板が誘惑してるようにみえるもん(笑)

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