Sunday, February 04, 2007

やっぱり変 Still can't get...

1.「生」チョコレート

雪見だいふく,生チョコレート味というのがあることに衝撃。
思わず購入…して忘れていたのを今日食べてみる。
……どこら辺が「生」チョコレートなのか定かではないが,
確かにチョコレート味ではある。しかし何故「生」・・・・・・?

2.北方領土本

詳しくあげるのは今度にしようと思いますが,
例の『北方領土「特命交渉」』という本……
あまりおススメしません。
なんか話があっちゃこっちゃ散っててまとまりがない。
同じ情報が複数回出てくるし。
一番問題なのは,最も重要な部分がどれも,
小渕総理か橋本総理からの「特命」で知ってる人が極めて少ない,とあること。
だからウソだとは言いませんが,死人に口なしだもんなぁ。
間違ってても反論するべき人が故人だ,というのはちょっといただけません。

全体的に佐藤優と鈴木宗男では文章力が違うと思いました。
手嶋龍一と佐藤優の本はわりと読めましたしね。
なので「国家の罠」と「自壊する帝国」に期待。
でも「北方領土特命交渉」を読んだ感じだと,
佐藤優は有能(手を汚すことを厭わないかという意味も含めて)なのかもしれないけど,
組む相手を間違えたのだ,という手嶋龍一の見立てが正しそうだなぁと思いました。

3.Adjudication Theories

さて,前回書いたマニアックの極みなAdjudicationについての書き込みですが,
実際読んで意味の分かる人が何人いるんでしょう。
ポリシーとパーラの両方を経験している人自体の数が少ない上に,
ポリシーのパラダイムの勉強をしっかりしていて,且つパーラの国際大会の経験がある人・・・
そんなの5本の指に入るほどしかいないでしょう。
ま,あれはただの備忘録,ってことですね。

で,備忘録ついでですが,
パーラはベスト・ポリシーの亜流(各サイド1システムしか提出できない),
という解釈には以下の問題が発覚。

(1)パーラではAffirmativeがSQ支持もありなので,AffirmativeのPlanが良いか悪いかではなく,
AffirmativeのPlanがSQかどうかや,SQがAffのオプションかNegのオプションか,といった議論にズレてしまう危険がかなり残る。(これは多分そのままな現状で実際壊れた試合が横行している)

(2)「各サイド1システム」論にはSpike PlanやUniqueness Generating Counterplanが想定されていない。あれはどう数えるのか?COに入ってからのUQness generating counterplanはダメだししないジャッジもいるではないか?

(3)通常Policy Making Paradigmに近い立場を取るパーラでは,ベストポリシーでも構わないが,論題によって突然Stock Issue型にずれてしまうのはどう整合性をつけるのか。

パーラにはパーラのジャッジングの良さがあるとは思うのですが,
いかんせん皆が自覚的にパラダイム選択をしていないので,
Judging Policyの矛盾についてあまり議論されていないのが問題だと思います。
もう少しポリシーからも素直に学べば良いのに,というのが率直なところ。

ことこの問題については日本はトップランナーな筈です。
アメリカを除けば世界中どこを見渡しても,ポリシーとパーラが共存している国がないので。
日本にはこういう理論的な部分も継承している学生がまだ連綿といる。
それにアメリカと違って国際大会に継続的に出てくる人間もいる。
単に前者と後者が一致していないだけで。
これはメチャメチャ勿体無いと思いますね。
前者と後者の知識が融合したら世界初の解釈が出来上がる筈なのに。

日本の選手は国際大会で負けて帰ってくると負け犬根性がつくのが一番勿体無い。
文化的な差異についても,言語上の挑戦にしても,何よりディベート理論にしても,
日本はトップランナーな筈なのに。
オーストラリアの学部生が日本の大学講師にレクチャーできると思っている,
あちらの自信過剰ぶりも問題ですが,逆に教えてやろうと思わない日本側にも問題を感じます。

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