Monday, February 26, 2007

ピアニストを撃て Tirez Sur le Pianiste

一昨日はクラブコンペでした。

論題は、
・カジノを合法化するべきだ
・刑事事件の時効を廃止するべきだ
・講談社はプリンセス・マサコを刊行するべきだ
・女性議員を一定数以上確保するべきだ
でした。

こちらについてはまた後ほど書きます。

東ティモールに行かれた経験のある方がいらしてました。
東西の争いが顕在化した昨年撤退されたとのことでした。
石や火炎瓶が飛び交ったという話に、
「軍隊内部から不満が上がって暴動になったのに重火器は登場しなかったんですか」
と伺ってみると、少し間があって、
「東ティモールは大変貧しいので重火器がありません」とのことでした。
この答えには考えさせられました。

しばらく前この日記にも書きましたが、
東ティモールの国民一人当たりの年収は、北朝鮮のそれより少ないのです。
それを知っていて上のような質問をするのですから、私も相当の馬鹿です。
もちろん、やはり経験していないと分からないことってある。
勉強して、想像力を働かせて、そして実体験のある人と話して初めて、
少しでも実態を知ることが近づいてくるのだと思うと、
もっと必死に話を聞かせて貰うべきだと思わされます。
話してもらうためにももっと勉強しなきゃな、と思わされます。

無知は罪です。少しでも知りたい。他人事にしたくない。
それならご縁は大切にしなきゃな、とつくづく思いました。
もっと普段から勉強しておけば、ここまで初歩的ではなくて
もう少し突っ込んだお話を聞かせてもらえたはず。
同席させていただいた時、本で読めば分かるようなことを聞いては恥ずかしい。
それなら普段もっと勉強しておかなきゃな、と思いました。

じゃ、これが地獄なのか。
こうだとは思わなかった・・・・・・
二人とも覚えているだろう。
硫黄の匂い、火あぶり台、焼き網なんか要るものか。
地獄とは他人のことだ。
(サルトル「出口なし」より)

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