Wednesday, May 16, 2007

[Novel] イナイ×イナイ Peekaboo


怪我による発熱と右目の不具合により、現在体調わろし。
ディスプレイがろくすっぽ見えていないため、変換等に間違い多い可能性あり。ご容赦くださいませ。

[小説] 森博嗣. 2007. 『イナイ×イナイ』. 講談社.

飛行機で読みました。
以下ネタばれあり。お気をつけをば。

椙田さん一体次回から何ていう名前で登場するつもりなんでしょう。
今度の新しい名前が更に別の短編とリンクしてたりしそうで、なんともやれやれ複雑な様相を呈してまいります。

どうやら次の予定作もこのXシリーズのようですが、Gシリーズってどうなるんでしょうか。あっちが出たりこっちが出たりするようになるわけでしょうか。更に面倒でややこしくなっていきます。このすっきりしない感じをいつまで引きずることになるのか・・・やれやれです。しかし読んでしまう私。

結局萌絵ちゃんは東京で働き始めたようですし、椙田事務所が東京にあるようでもあります。依然犀川先生が名古屋にいるのだとすると、これからは東京と名古屋の話がパラレルで展開されるんでしょうかね。妙に対称的ですしね。わいわいがやがやなGの学生軍団と椙田事務所の二人はちょっと雰囲気似ているし、鷹知さんのポジショニングが赤柳さんに相当するのかな。ほぼ関わらない人物として西には犀川先生、東には萌絵ちゃん。よくわからないのが椙田さんのポジション。彼に相当するGのキャラクタは・・・国枝先生?はたまた四季博士?あ、でもGには度々各務さんと思しき人が出てきていますから、やっぱり彼女かな。うん、その方が面白いですね。

話の展開の仕方も妙に似ていますよね。GとXのどちらも、S&MやVの時のような明確な謎解きをしてくれない。分かったようで全体像の見えない薄ぼんやりした締りのない終わり方です。VやS&Mよりも時系列的にも後を扱っていることもあってか、より現代的、不確実性の時代に突入しつつあるようですね、この作品群も(笑) しかしすっきりしない。イラチな私的にはフラストレーションの溜まる展開です。

ところで萌絵ちゃんの働き出した大学名は、Gの通りなら東京の私立W大ですよね。Xでは椙田さんが「古い大学で、金持ちの学生が多くて、卒業生ができるだけ沢山死んでいる」と表現していますね。・・・早稲田か。早稲田ですよね(笑)うちの大学といい、早稲田といい、こういうおちょくられた理由でフィクションに登場する率がやたら高いですが、著者が卒業生だったりするんでしょうかね。森博嗣さんは名古屋大の教授ですが、建築が専門だそうですよね。早稲田は建築が有名ですしね。もしかしたらそうなのかな?

ああ、薬が効いてきて眠くなってきました。
今論文読み始めたら途中で寝てしまうかもしれないなあ・・・どうしよう・・・

No comments: