Sunday, November 27, 2005

注文の多い芸達者

昨日急行電車を待っていたら、コンタクトレンズがポロッ。うきゃー。と慌てて受けとめたところで電車がビューッ。あっきゃーー!!飛んでいってしまいました。慌てて探している間に電車がゴーン。結局片目レンズなしのまま一本後の各停に。えーん、えーん、えーん。電車はもそっとそうっと入って欲しいものです。って無理言うなや。

バングラディシュから昨年の会議の議事録が配られました。例年要点をまとめた箇条書き的なものでしたが、どうしたことか今年は一言一句書き起こしてあります。10時間に及ぶ耐久レースみたいな会議がです。私の発言部分など文法エラーまできっちり再現されています。。。そこまでせんでもええんちゃいますか。結果、こんな長いの読んでられるかっと短気を起こしたくなる代物に。とはいえ、まあこればかりは読むしかない。と開いたのも束の間一昨夜は眠りに落ちてしまいました。うーん。まずはこのヘタレを治さねば・・・

ちなみに議事録を担当するセクレタリーであるバングラディシュの方。身体も巨体なら声も人間拡声器。というかそんじょそこらの拡声器には余裕で勝てるという方です。また歌が好きで彼の乗るバスはもれなく修学旅行モードになります。乗り合わせると必ず、お互い伝統民謡を一曲ずつ唄い合おう、と言われます。ちなみに拒否権はないようです。問題は彼の注文。毎回同じなのですが、明るいラブソングであること。うーん・・・民謡は風景歌ばかりだし演歌は悲恋ものばかりだし・・・思い浮かばないぞそんな歌。と唸ってる間にも相手は既にベンガリで朗々と唄っています。歌詞を英訳して解説までしてくれます。アンビリーバブルに甘い英訳版歌詞に驚いて彼の方を振り向けば、ジャイアント馬場と猪木とジャンボ鶴田を合わせて黒くしたみたいな迫力ある顔がさあお前も唄えと満面の笑みです。うーん、明るい伝統的な恋愛歌・・・本気で思いつかないんですけど!ムリ!パスいち!と言えば勘弁してくれる人じゃありません。仕方なく、日本人は根暗だから明るい恋愛はしないんだ
ヨと嘘をつきルール変更要求です。ポップなら幾らでもあるんですけどね。

世界のどこかで、国籍の入り交じった若者達が大勢乗る大型バスが十台も二十台も連なっているのを目にしたら。満月の銀の光に包まれた君の美しさが僕を胸いっぱいにする、とかなんとかベンガリで歌い上げるバングラディシュ人。そして居直り気味な外れた音程で北の宿を熱唱する日本人。そのバスはそんな人達を乗せて疾っているのかもしれません。

明るい恋愛系演歌をご存じの方、是非御一報下さい。短調不可でお願いいたします。

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