Thursday, November 03, 2005

Open Societyにラブレターを

寒くなってきましたね。セーターを着るようになりました。すぐオーバも必要になりそうです。冷え性なので寒さは苦手です。冬の間沖縄に疎開したいかも。

今日は日本語大会の審査員です。この大会は、完全なオープン戦です。例年中学生から社会人まで幅広い層が参加しています。

ディベートは様々なアイディアをコンテストするものです。誰の意見であろうと、優れた意見が尊重されるべき世界です。参加者は多ければ多いほど幅広ければ幅広いほど、テストされる議論の視点も視野も広くなって楽しくなります。だから参加資格を不問とするのはこの競技の本来の姿だと思います。老いも若きも、富めるも貧しきも、男も女も。考えを述べる機会は皆に等しく与えられるというのは、美しい理想ではないでしょうか。他者の知性を尊重できるというのは幸せなことだと思います。現実の世界が階層・階級・しがらみや驕りに満ちていたとしても、ディベートしている間くらいOpen Societyの一員であることを満喫したいです。のびのび大らかでいさせて欲しいです。

というわけで、こうした完全なオープン戦にはワクワクします。現実には予選は階層別の大会の方がずっとレベルが高いのが普通ですが、そんなことはぶっちゃけどうでも良いのです。中学生達が四十絡みのオジサンオバサン達と大真面目に対等な立場で議論しているのを見るだけで愉快ではありませんか。中学生達の果敢さも頼もしく好ましければ、負けて面目を欠く危険も顧みず真剣に相手してやる年長者の懐の広さも好ましいではないですか。オープンであるというだけでも、この大会は参加する価値があると思います。大好きな大会です。

・・・とはいえ、今私に必要なのはそんな理想よりも一杯の熱いコーヒーです。寒ひよう。眠いよう。

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