Thursday, April 05, 2007

[Book] イデオロギーとしての技術と科学 Technik und Wissenschaft als >Ideologie<

[本] ハーバマス, ユルゲン.1968.長谷川宏訳.2000.『イデオロギーとしての技術と科学』.平凡社.

というわけでハーバマスです。
読み返してみても分かりにくいものは分かりにくいです。やれやれ。

平凡社ライブラリーで文庫化されているこの版には、
-労働と相互行為
-<イデオロギー>としての技術と科学
-技術の進歩と社会的生活世界
-政治の化学科と世論
-認識と関心
の五編が含まれています。

私の勉強に関係が深そうなのは最後の二編です。

つくづく思うのですが、この手の本を読むにはギリシャ語とラテン語の理解がある程度不可欠です。もう少し学校でどちらか真剣に勉強しておくのでした。私の持っているギリシャ語辞典は古典を読むのには不向きだし、ラテン語辞典はあまりに語数が足りなくて用を足しません。どうにかしないとなぁ……

--------------------------------
境界線のむこう、不安定と不確定の域を脱した存在を考察するのが論理(ロゴス)であり、こちら側のさりゆくものの領域は臆見(ドクサ)にゆだねられる。(中略)そして理論はその規定にしたがう人間のふるまいのうちに、民族精神(エートス)のうちに、反映する。(p.168)
--------------------------------

[Book] Jurgen Habermas. 1968. Technik und Wissenschaft als >Ideologie<.

No comments: