Thursday, April 12, 2007

[Comic] 愛すべき娘たち All My Darling Daughters

can't translate this into English...just can't.
writing about politics, economy and stuff is not difficult.
but don't know how to express my feelings in English yet...
hopefully someday... :)

[漫画] よしながふみ.2003. 『愛すべき娘たち』.白泉社.

傑作。

最終話まで含めて5人(一応雪子を中心としてその周囲5名)の女性達が出てくるわけですが、どれも唸らされるくらいドラマチック且つありそうな話(第二話を除く)。それぞれの心情に共感してしまう(またまた第二話を除く)だけに話に入り込みます。しかしホントよくできてるなぁ・・・

以下、ネタばれにつき注意。

第一話。
雪子の母、麻里の八つ当たりの仕方がうちの母にそっくりでビックリ。ここまで理不尽な人が他にも沢山いるのか・・・・・・そうかぁ・・・・・・・私もがんばろーっと(苦笑)

第二話。
これだけは全然わからん。パスです。

第三話。
うーーーーーーんんん・・・・・・これは凄い。ずーっと、たおやかな美人なのに何故か恋愛の縁が少ないという不思議な子のお見合いの模様を追っかけていくわけですが、ここまではありきたり。途中に、「あれ、ってことは・・・」と思わされつつ、最後の台詞にノックダウンされました。お祖父さんの素性はそうかな、と思ってたのよ!しかし彼女の進路と合わせた後の雪子の台詞「そうね、でも、彼女の中では矛盾はなかったのよ」。うーーーーーんん・・・・・・思想ってそんなものだよねぇ・・・・・・とつくづく。

第四話。
牧村の挫折もせつなければ、佐伯の孤独感もよくわかる。女友達ってこういう淋しさといつも隣り合わせだよね・・・。佐伯の「ううん、いいの、それは。とにかく牧村がいましあわせでいるなら、それでいいの・・・」にノックダウンされました。あるよなー、こういう感覚。友達に理想押し付けてもしょうがなくて、幸せでやっててくれることの方が大切だよな、って思う瞬間あるなぁ・・・。しっかしいやーーー、話の構成も表現もため息が出るほど上手。

最終話。
これはちょっとお手軽。でも気持ちはわかるけど。ここに来て突然麻里の夫が格好良くなる。なんだか最後を一人でかっさらっていってズルイ感じ(笑)雪子、負けるなよ(笑)

うーん、こうしてみると私が主にノックダウンされたのは三話と四話みたい。
いや、しかしよくできてるなぁ・・・この作家さん凄いですね。

[Comic] Yoshinaga Fumi. 2003. All My Darling Daughters. Tokyo: Hakusensha.

Omnibus consisted with 5 stories about 5 women surrounding Yukiko.
Each story (except the second story) is very easy to make readers emphasize.
Both story structure and artistic expression are awesome.

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