Monday, May 29, 2006

【Book】第三の波 The Third Wave

【本】トフラー,アルビン.徳山二郎監修.1980.『第三の波』.日本放送出版協会.

あったーらしーいー朝がきった!!きぼーうのーあーさー。

土曜日に徹夜したため昨夜は夜8時から爆睡。
今朝は5:30に爽やかなお目覚めです。
これで今日から早寝早起きできるはず?

朝食しながらのこの読書タイムがやっぱり幸せ時間。
データの入力作業がしたくなくなる・・・。

さて、本日は久しぶりに開いたこの本、第三の波。
情報社会なんてもう今更な私たちだけど、たしかに10年前はこんなじゃなかった・・・。
(今も業種によってはアナログメインみたいだ)
これが書かれたのは四半世紀前だから、そう考えると確かに凄い。
二つ目の引用部分なんて多変量解析どころかまるでニューラル・ネットワークだ。

けどマスメディアってそんなに宗教や言語の境界を越えているかなぁ・・・
と日本のテレビを見ると思うのですが・・・

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 ところが第二の波の時代になると、人びとが脳裡に描く現実像の手がかりになる回路が、無数にふえることになった。もはやこどもは、自然や周囲の人びとからだけでなく、新聞、大量の発行部数を持つ雑誌、ラジオ、のちにはテレビから、イメージを与えられるようになった。それ以前は、教会や国家、家庭、学校などが、相互におぎないあって、同じことを、くりかえし語りかけていた。しかしいまや、マスメディアが巨大な拡声器となったのである。マスメディアは、地域、民族、種族、言語の境界線を越えて、その強大な影響力を行使して、社会思潮を形成しているさまざまなイメージを規格化したのである。(p.227)
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 コンピューターは、多数の因果関係を記憶し、それらの相互の関係をきちんと位置づけることが可能だから、われわれがリットナーの言う”原因と結果のからみ合った問題”を解決するような場合には、並大ていの方法では及びもつかないほど役に立つ。コンピューターは、大量の情報をふるいわけ、そのなかから微妙なパターンを発見することができる。断片的な情報をいくつも集めて、意味を持つ全体像をつくり上げることができるのである。(中略)
 人間の知力、想像力、直観力は、今後予知しうる数十年の間は、コンピューターよりはるかに重要な意味を持ち続けるであろう。しかしコンピューターは、文明の因果関係をはっきりさせ、われわれれが物事の相関関係について理解する力を高めたり、身のまわりに散在している相互に無関係の情報を総合して、意味を持つ全体像に収斂させる役割を果たすものと期待されている。(p.253)
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【Book】 Toffler, Alvin. 1980. The Third Wave. NY: W.Morrow&Co.

1 comment:

Anonymous said...

懐かしいです。高校のとき、トフラーの本は大好きでした(エーリッヒ・フロムの本と並んで)。当時は、こんな本を読んで、大学では社会科学を勉強したいなあ、って考えていました。

SPSSの作業、頑張ってください。僕もSPSSを使っていますけど、日本語で出版されてるマニュアルって、あまり親切では無いですよね(あと内容が薄い)。まあ、ANOVAぐらいしか利用しないので、僕は何とかなってますけど。