Thursday, May 11, 2006

【Comedian】ザ・ニュースペーパー The Newspaper

【コメディアン】ザ・ニュースペーパー

先日、笑国日本が面白かったので、他の作品もチェックしてみる。2004年と2005年がDVD化されているようだ。

【DVD】THE NEWSPAPER part.66 in 2004.12.25 at 東京教育会館
【DVD】THE NEWSPAPER part.67in 2005.5.11 at 東京下北沢本多劇場

うーん・・・皇室モノはかなり際どい。際どい風刺が好きな私もビックリしました。流石は右翼カーに並走脅迫されたというだけはあると思いました。うわー。激しい。
小泉純一郎の口調はかなり似てる(笑)ネタも小泉演説の部分はかなり良くできていると思います。凄いサーカズム。「任せるのが私の仕事」というのは、丁度ブッシュ大統領が「The Decider」とからかわれているのとちょっとかぶりますね。いやー、笑わせてもらいました。

【インターネット】ザ・ニュースペーパー.2006. 「外国人特派員記者クラブで公演・講演・質疑応答」. 3月31日(http://www.dop.co.jp/foreign.html

 よく「日本人はユーモアのあるスピーチができない」と言う日本語の不自由な方や全く喋れない方がいるのですが・・・それはあなた方が私らに外語でスピーチさせたり通訳入れるからでしょ、とか思わないでもありません。そうやって何人だからって決め付けるの止めて欲しいなぁ。ぶちぶち。

 言葉の壁で最も乗り越えるのが難しい部分は「笑い」だと常々思います。なんとか乗り越えてみたいなぁ・・・とは思っていますが・・・ホント難しいですね。文化のコンテキストがない笑いの種はないから。哲子の部屋も笑っていいとももドリフもあいのりもサザエさんもトリビアの泉も知らない人たちの前で冗談を言うには、そういう「内輪ネタ」をぜーーーんぶ避けなきゃいけないんですからね。日本語メディアがメインな日本で生活する者に何が残るっていうのよ、ホント。普段から居間で英語圏のメディアを見ていてそれがそのままネタにできる人に「面白くない」って言われるのが一番嫌い。ザ・ニュースペーパーのネタも在日特派員ではない一般の海外の聴衆の前で披露できそうなものはありません。相手に基本知識がないからです。パロディしても風刺しても元ネタを知らないものは通じるわけがない。冗談を言うのにも理解するのにも、言葉の運用技能以外に相手のバックグラウンドを深く理解することが必要です。肌に馴染むほどに。そしてそれを外国語でするのは本当に難しい。そしてそれを片方だけが一方的に頑張らなければいけないのはやっぱり納得がいかない。

何が言いたいのかと言うと・・・
「アジア大会の『ユーモア・ラウンド』だの世界大会や豪亜大会の『スタンド・アップ・コメディ』だの。本当にあれは必要なのだろうか。ていうかあれはフェアなのだろうか」

以下、引用。
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 まずは「小泉首相」の挨拶、流石は特派員記者だけに政治については敏感だが言葉のギャグが通じないところがある。
 「アメリカのライス国務長官、あの人IQは200位有るらしいが、愛嬌は30位しかないね」といっても反応なし、これが言葉の壁か。
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