Wednesday, May 10, 2006

【DVD】25 on 20/20

【DVD】abc News.2005.『バーバラ・ウォルターズの20/20の25年』.

本日のリスニング教材。20/20という番組の25周年記念DVD。バーバラ・ウォールターズがした様々なインタビューを振り返る。ルドルフ・ジュリアーニ,マイク・タイソン,マーサ・ステュアート,マイケル・ジャクソン,カストロ,エリツィン,プーチンなどなど。

うーん・・・面白いインタビューも沢山ありました。彼女本人の紹介では、米国で初めての女性共同アンカーだったこと。最初に共同アンカーとして仕事を共にしたアンカーは性差別的でオンエア中に公然と彼女を攻撃したことなども含まれていました。

ただ、彼女のムスリムに対するコメントははっきり言って感心しません。サウジを訪れて「やたらミステリアスな場所」と言ったり、ユダヤ嫌いな大学生ばかりという印象を持たせたり、インタビュー相手のムスリムの男性が握手したことを「握手しないのね?」とわざわざ確認し、I understand.ともったいぶった言い回しをするのは、明らかに本国(米国)の保守的でステレオティピカルなムスリム感を持っている視聴者を意識しています。(以前書きましたが、私自身この握手できないというのには驚いたことがありました。相手がとても友好的で優しい人だったから尚更でした。が、宗教上の理由で異性に触れないのであって別に敵意や嫌悪感から握手しないのではありません。)これは、在米ムスリムには腹が立つことも多いだろうなぁ・・・と思わざるを得ませんでした。なんでこうステレオタイプをいやらしい形で強化する方向に誘導するのかな・・・。

あと障害者に対するコメントもなんかやらしいんですよね。全体的に。偽善的というか。やたら「障害にくじけず人生を楽しみ続ける強さ」とか「障害を乗り越える努力」とか。そりゃ、もちろんその方達は素晴らしいと思うんだけど、あまりに・・・あまりに番組側が偽善的に見えるのは何故だろう。綺麗に座ってエレガントな声で笑って質問してるけど、すごく商業的な匂いがする。視聴者に媚び媚びな感じがするんですよね・・・教科書どおりの態度で「ほらね、私も、この番組を見てるあなたもなんて善良で模範的な市民でしょう」みたいな。これって私の性格が悪いのかな・・・ヒネてる・・・?ケッ。いーさいーさ、どーせオイラひねくれ者さ。あたしゃ、Daily Showの方がやっぱ好きさ。

【DVD】abc News. 2005. Barbara Walters 25 on 20/20.

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