Tuesday, May 09, 2006

【Internet】大いに議論しましょう Let's Debate Widely

【Internet】森田総研.2000.「大いに議論しましょう(その8): 低投票率と民主主義の実践教育について」 .『森田実の時代を斬る』.2000.7.24.http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/C0201.HTML

つまりこういうこと?
1)民主主義とディベートは深い関係
2)日本には民主主義の伝統がない
3)日本にはディベートの教育がない
4)だから日本人は投票所にも行かないような民主主義を解さないダメな人たち

うーん・・・そうなのかなぁ・・・
日本人は誰でもディベート下手なの?それってホントなの?困っちゃうなぁ。
日本に生まれて育っただけで下手だって言うんじゃなぁ・・・

で,下手な理由は結局宗教(神道とか言霊信仰とか)のせいなの,政治体制(民主主義)の未熟さのせいなの,教育課程の欠陥なの,それとも全部なの?

どれなんだとしても,そんなのことさら強調しても仕方なくない?
「お前は運命的にダメなんだ」的なことを言われて努力する気になるだろうか。
なんで日本をそんなに特殊扱いしなきゃいけないんだろう。
世界中どこにも超民主的で賢明な国民ばかりの国なんてないのに・・・
アテネではディベートしてたかもしれないけどさ、ソクラテスは死んじゃったし、死刑にされた理由は(プラトンの言葉を信じるなら)彼がやたらと議論をふっかけて回るからだったじゃん!投票率が低い国なんて欧米にだって幾らでもあるしさ。 日本人が特別ダメってことにならないよ。

だから悲観する必要はなくて、
民主主義や、開かれた社会や、活発な議論を追求することは、
どんな国でやるにしても、新しくて意義深い挑戦なんじゃないかな...
本当に民主的で開かれた社会をつくるのに成功した国はまだどこにもないんだから。

と思うのですがどうなのでしょう。

まあ、あれこれ言っても、「ディベート教育は大切なことだと思います」と書いてくれてるだけで森田実さん万歳!って気持ちもあるんだけど(笑)

以下、引用。
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 茨城県のSさんから低投票率と民主主義の実践教育について貴重なご意見をいただきました。こう述べています。  〈今回の総選挙で政権交代ができなくて、とても残念でした。投票率の低さが最も問題だと思います。確かにこのことは「日本国民は民主主義を分からない」ことを示しているように思われます。……(この)最大原因は「民主主義の実践的教育がなされていない」ことだと思います。民主主義の実践教育としてのディベート教育が是非とも必要だと思います。……ディベート教育により、だれもが一定レベルの民主主義の実践的方法を身につけることができます。〉
 ディベート教育は必要だと私も思います。私は1998年度と1999年度の2年間、学習院大学法学部で「現代社会思想」の講義をしました。1年目の履修登録者は350名、実際に前期と後期の二つのレポートを提出した人は250名でした。2年目は610名、前後期計2通のレポート提出者は478名でした。2年間の講義を通じて感じたのは、学生の“おとなしさ”と社会性の欠如でした。教室で他の学生の前で堂々と質問する学生は皆無でした。いまの日本においてディベート教育がほとんど行われていないことを痛感しました。  ディベート教育を行うことによって自立性と社会性とを同時に育てることができます。Sさんのご指摘は重要だと思います。日本の教育の改革という視点からみて、ディベート教育は大切なことだと思います。

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